憎しみの標本①

親、先生、同級生等。 周囲の存在を「好き♥」って思えずに 育った人間の自分史。 憎しみの標本①では独身時代を綴る。

【年少組追加】どんよりした光が包むweekday② 〜笑顔〜

【年少組追加】どんよりした光が包むweekday② 〜笑顔〜

母方祖母宅へ行くと平日昼間でも遠出が少なくなかった。チラホラと行ったのは愛宕山が多かった。しかし、記憶に残っているのはサーカスだった。結構遠い所だったと思う。甲府市内ではなく山梨市や塩山市辺りだった気がする。ナイロンだかビニールの大きなテント。弾力性あるフワフワ。曲芸や動物による催しを見るよりもピョンピョン跳ねる方が印象深い。家に居ても退屈。近くの公園は億劫。じゃあ出掛けよう!どんな理由なのかは解...

0
大嫌いな食卓① ~果物~

大嫌いな食卓① ~果物~

ケチな我が家でも必ず出される物があった。それは林檎・蜜柑・バナナだった。でも、私は好きじゃなかった。 蜜柑 →皮を剥くのがダルイし手がベタつく 林檎 →変色して黄色味を増していた バナナ→茶色っぽくて柔らかくドロッとしていた父親は熟していて栄養があって美味しいと言っていた。だけど私から見ると賞味期限切れた物。到底、食べたいとは思えなかった。<画像>20191117 【イトーヨーカドー】シナノゴールド売場視界に...

0
【年少組追加】どんよりした光が包むweekday① 〜寛ぎ〜

【年少組追加】どんよりした光が包むweekday① 〜寛ぎ〜

母方祖母宅へ行くと平日昼間でも遠出が少なくなかった。何の用があったのだろうか。伯父が席を外す場面がチラホラ。停めた車の中で退屈な時間が過ぎるのを待った。そんな時に母方祖母が行う事があった。私を己が膝に寝かせる。そしてヘアピンで私の耳掃除を始めた。私が母方祖母を好きだったせいなのか。耳垢の除去に痛みを感じた事はなかった。私は身を委ねた。<画像>20190922 【しーらかんすcafe】壁のオブジェ笑顔で居られた...

2
【年少組追記】軽度の解離性障害だったのだろうか

【年少組追記】軽度の解離性障害だったのだろうか

私の両親はケチだったので菓子・玩具を買ってくれる事は殆どなかった。そんな或る週末の散歩で珍しい事が発生した。「買ってあげるよ。」父親が私に何かを買おうとした。「要らない。もう充分にあるから。」私はお断りした。心の中に居るもう一人の自分が速かに答えた。幼少期には普段と異なる返事をする場面が少なくなかった。そんな時はいつも私自身の願望とは真逆の内容を言っていた。<画像>20191107 【イオン】クリスマス菓...

1
スーパーに於ける一縷の楽しみ② ~自販機~

スーパーに於ける一縷の楽しみ② ~自販機~

スーパーへ行くと稀に起こる奇跡があった。休憩所で飲み物を買う事だった。母親は甘い珈琲、私はジュース。\70位の紙コップ飲料だったが私は大喜びだった。当時、家にある飲み物は牛乳・緑茶・粉末珈琲(母親専用)だった。子供が好む様なジュースの買い置きは無かった。食品添加物を嫌う父親のせいで我が家の食卓は大変窮屈だった。私が大きくなると少しは緩和された。だけど制限だらけの暮らしは気詰まりした。健康を押し付けては...

2
母親しか使わなかったカ°行鼻濁音

母親しか使わなかったカ°行鼻濁音

私の耳には聞き違えがあった。母親が言う「かぎ」「おにぎり」が「かに」「おににり」と聞こえた。私が「かぎ」「おにぎり」と言うと「かに」「おににり」に訂正を求められた。何が悪いのか解らなかった。幼稚園の先生・父親・母方祖母の家はそんな発音をしなかった。しっかりした言葉に付き纏うフニャフニャした語感が謎だった。子持ちになってからその正体を知った。カ°行鼻濁音と言ってカ行にナ行を混ぜた言い方。一部の地域・...

2
誰も真似しないテーブルマナー

誰も真似しないテーブルマナー

幼稚園で唯一の楽しみは給食だった。美味しくないから弁当は嫌いだった。殆どが疑似サンドイッチだった。食パンを切ってブルーベリージャムを塗るだけだった。そんなお昼に災いが起きた。母親がスプーン・フォークを入れ忘れた。仕方ないので歯ブラシに給食を載せて食べた。先生が気付いてくれる事を期待した。だけど私の席はドアの近く。先生から遠いから見えなかった。同級生も何も言わなかった。気付かれる事なく時間が過ぎた。...

2
尊属が死ねば儲かるとは思わなかった

尊属が死ねば儲かるとは思わなかった

親は玩具・菓子を買ってくれなかった。だから私は物への渇望が強かった。狭く寒い湯船で母親相手に私はポツリと言った。「●●のお家、いつか私の物になるのかな?」●●は母方祖母宅の町名。いつもはしない言い方。成人後の立場を振り返る。母→祖母の順で他界している。私は代襲により法定相続人となる。そうは言っても所詮は自営業の町工場。代替わりに伴う登記の問題がある。ましてや田舎の町。法律通りに運ぶとは思えない。私は事業...

0
スーパーに於ける一縷の楽しみ① ~お店~

スーパーに於ける一縷の楽しみ① ~お店~

スーパーへ行くと稀に起こる奇跡があった。すがきやで夕食を摂る事だった。ケチだからデザートなんて買わなかった。それでも母親の料理が好きではない私は大喜びだった。外食しない主義の父親の為に帰宅後に料理せざるを得ない。大人一人分の用意で済めば片付けも楽。父親は化学薬品嫌いだから食器用洗剤を禁止していた。石鹸で皿洗いしてたね…。汚れが落ちるのに時間かかるね…。家事負担の軽減を目的とする為だったのか。金を惜し...

2
ちっとも楽しくないスーパーでの買い物

ちっとも楽しくないスーパーでの買い物

幼稚園が終わると家へ直行だった。スーパーへ行くのは夕方になってからだった。だけど面倒臭くて嫌だった。買い物へ連れて行かれても菓子なんか買ってくれなかった。楽しかったのは試食売場だけだった。ソーセージ・菓子・ジュースを飲み食い出来た。試食は令和になると週末だけの存在。だけど昭和の頃は平日の夕方でも普通に居た。母方祖母宅の家の近くのスーパーもそうだった。周りの大人が食べさせてくれない物を試食売場で堪能...

0